「文法を学んでも会話ができるようになる気がしない」
これは、従来の英文法が「話す」こととかけ離れた内容になってしまっていたからです。しかし、文法を学ばずにひたすら会話フレーズをストックしても、思うように話すことはできないでしょう。文法という基礎がなければ、フレーズをうまく使いこなすことはできませんし、そもそもフレーズが定着しづらいのです。
英語は「語順の言葉」。語順で言葉の機能が決まります。どんな順序で単語を並べていけばいいのかがわからなければ、話すことはできません。そして日本語と英語は語順が大きく異なります。
この「語順」が文法と英会話をつなげるカギです。
『語順でシンプル 英語文法マップ』では、英文法を語順の観点から組み直し、1枚のマップに集約してあります。語順で整理すれば、複雑な英文法の世界をすっきりと見渡すことができるようになり、文法を「話す力」に直結する形で学べるのです。
■すべては英語を「話す」ために
「話す」ために厳選した必須文法事項を、スピーキング力に直結する学習順序でコンパクトに構成。文法力と話す力を同時に鍛えます。
■ネイティブの語順意識が身につくマップ
付属の「英文法マップ」で視覚的に語順を刷り込みながら文法を学び、ネイティブスピーカーの語順意識を身につけます。
■英文法の疑問が解ける解説
「willとbe going toはどう使い分ける?」「関係代名詞のthatとwhoは何が違う?」「仮定法ではなぜ過去形や過去完了形が使われる?」など、学習者が抱く「なぜ?」に答える解説で、納得しながら学習を進めることができます。
■充実の音声ダウンロード付き
192のキーセンテンス+αの英文を収録した音声ダウンロード付きです。巻末に収載した「話すためのキーセンテンス一覧」を使ってトレーニングをすることで、即応力を養います。
Chapter 1ーー 基本文型で意思は伝わる
Chapter 2ーー 基本文型の拡張――位置がわかれば拡張は簡単
Chapter 3ーー 「説明ルール」で英語を英語として使いこなす
Chapter 4ーー 名詞の説明――関係詞節も「説明ルール」の形
Chapter 5ーー 「指定ルール」―形容詞・頻度副詞・強意副詞・否定
Chapter 6ーー 助動詞の征服
Chapter 7ーー 時表現を極める①
Chapter 8ーー 時表現を極める②――仮定法
Chapter 9ーー 配置転換
Chapter 10ーー 受動態
Chapter 11ーー 比較表現
Conclusionーー 英語は「配置の言葉」
★話すためのキーセンテンス一覧
筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程修了。英語学専攻。オックスフォード大学言語学研究所客員研究員を経て、現在、東洋学園大学教授。NHK「ラジオ英会話」「大西泰斗の英会話☆定番レシピ」講師。著書に『NHKラジオ英会話 英会話 話を組み立てるパワーフレーズ 講義編・トレーニング編』『NHKラジオ英会話 英単語 基本イメージ集中講義』『NHKラジオ英会話 英文法パーフェクト講義 上・下』『ハートで感じる英文法 決定版』(すべてNHK出版)、『一億人の英文法』(東進ブックス)、『総合英語FACTBOOK』(桐原書店)、『それわ英語ぢゃないだらふ』(幻冬舎)など多数。
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英国・プレスコット出身。オックスフォード大学でModern Languages修士号を取得後、英国、オーストラリア、スペインなどで語学教育に携わる。NHK「ラジオ英会話」共同執筆、出演。大西泰斗との共著多数。現在、麗澤大学名誉教授。